おばあちゃんの救出 チャリス村へ到着すると、地震当日に怪我を負ったおばあちゃんがまだ病院に行けずに苦しんでいました。早速、衛星電話でヘリを要請しましたが、チャリス村にはヘリコプターが着陸できず、歩いて2時間程のシェルトゥン村へおばあちゃんを連れて行きました。ビルさんが到着するまで一週間。ヘリコプターで病院へ行くまでに5日間程かかりようやく治療を受けることができました。命に別状は無かったとはいえ、頭に裂傷を負い、腰や足など全身を打撲していたので、ずっと痛んでいたはずです。病院で治療を受けられて、ホッとした表情だったといいます。元々、チャリス村は山岳地帯で、病気やけが人を病院に連れて行くことが困難な地域でした。例えば、家族が病気になってしまって病院へ行こ...31Oct2019ことのはじまり
故郷 チャリス村へ ようやく電話が繋がって村の様子がわかってきましたが、依然として厳しい状況が続いていました。地震から5日が経っても政府や諸外国からの支援は届いていませんでした。聞けば、建物のほとんどが壊れてしまい、多くの村人たちが家の中に入れずに野外に寝泊りをしている状態。雨風を凌げるブルーシートや毛布などもありません。家は倒壊し、食料庫の中には食べ物があると分かっていても、余震が続く中、危険で人が入れません。ネパールに地震が発生したのは、約80年ぶりのこと。村人全員が初めて経験する地震。村の長老でさえも予備知識を持ち合わせておらず、余震が続き、恐怖に怯え、ただ地震が治まるのを待つだけでした。24Oct2019
被害状況 ようやく電話が繋がって、山岳地帯の被害状況が分かってきました。 チャリス村周辺にあるゴルガー郡、ダーデン郡、ヌワコット郡、ラスワ郡、シンドゥパルチョク郡では、壊滅的な被害があったことが分かりました。チャリス村では、死者は出なかったものの、一人けが人がいるとのこと。 村には100軒ほどの家があり、5人家族が多いそうなので、人口はおよそ500人程。学校は建物が崩れてしまい、村の共同水道も壊れて水が出なくなっていました。そして、村人が住む家も倒壊したり、傾いてしまったりと、今まで通り使えない状況でした。 当日は、土曜日で学校がお休みだったこと。そして、幸運にも村の半数近くの人が村近くの渓谷にある温泉(タトパニ)で養生していて多くの人が難...03Oct2019ことのはじまり