本格的な支援のはじまり

 まずは、命を繋ぐための支援が必要でした。

しかし、物資はかさばりネパールまで運ぶだけで大変な費用がかかります。毛布や布団などの支援を申し出てくれた団体もありましたが、輸送費が高額になってしまいます。毛布などかさばるものを送るだけで6,000円ほどかかりますが、現地で購入すれば1,000円程。事情を説明して、現金で支援していただきました。

 まずは、スポーツ飲料やサプリメント、レインコートなど、かさばらなくて日本で買った方が品質が良いものを購入しました。現地ではお米、防水のマットレス、薬も現地の言葉で表記のあるものを調達して、村へ運ぶことにしました。そして、地元の国会議員だった城内実氏の厚意によって、日本政府が届ける物資の中に100kg分を入れてもらい運びました。

 ビルさんが日本に滞在していた三週間の間に、村には政府のヘリが米などの食料を持って支援に来ましたが、山岳地域のチャリス村には着陸することができませんでした。仕方なく数十メートル上空から物資を落としていったのですが、勢いよく落下した衝撃で包みは破れ、中に入っていたお米などは地面に飛び散ってしまいました。結局、それらは食べることができず、食糧不足は深刻でした。土砂崩れで道が使えず、ヘリコプターで向かいました。

 村に着くと、地震発生から1ヶ月以上たって、これまで使っていた水脈が地震で分断されたようで、水量が徐々に減り、遂には枯れてしまいました。水道が使えなくなってしまい、隣村まで水汲みに行かなければならない状況でした。刻々と変わる状況になんとか支援をしたいと考えますが、優先順位をつけひとつひとつ進めて行くことにしました。

写真:食料をわけう村人たち

nepal himalayan action society

NGO nepal himalayan action societyは、現地のスタッフで運営するNGO団体です。

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